中央財政はこのほど、国家級基礎研究基地の革新と発展を促すため、特別経費として30億4500万元(約496億円)を割り当てた。人民日報が伝えた。
中国財政部(財務省)の関係者は「中央財政は2007年より国家重点実験室特別経費を割り当てており、運行の開放、課題の自主選択と研究、科学研究機器の更新の3つの面から、国家重点実験室への安定的な支援を拡大している。現在までに中央財政は特別経費を計203億7500万元(約3320億円)割り当てている。そのうち2014年には259の国家重点実験室に30億4500万元を割り当てた。経費の内訳は、運行の開放および課題の自由選択と研究が21億8700万元(約356億2千万円)、機器・設備の購入と改造が8億5800万元(約139億7千万円)となっている」と説明した。
中央財政は支援のメカニズムと管理方法を改善し、5年を1つの周期とする定期的な審査を実施し、その結果に基づき分類ごとに予算を割り当てている。また機器・設備購入と全国科学技術資源の調査結果を結びつけることで、購入の重複を防止している。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年5月22日