米電気自動車会社テスラ・モーターズは電気自動車セダン「モデルS」のエントリーグレードである60kWhバッテリー標準モデルを中国で販売することを発表した。最低価格は64万8千元(約1050万円)。京華時報が伝えた。
60kWhは、85kWhと85kWh Performanceに続き、テスラが中国市場で発売するモデルSの新グレード。これにより、モデルSの3グレードが中国市場に進出したことになる。テスラの発表によると、60kWh版は1度の充電で390キロメートルの走行が可能で、バッテリーが異なる以外、基本的な設計はその他のグレードと同じだという。
ユーザーに便利な充電サービスを提供するため、テスラは現在、急速充電システム「スーパーチャージャー」の建設を加速している。送電網とソーラーパワーによる電力供給を実現するスーパーチャージャーは、蓄電池も備えているため、24時間いつでも急速充電が可能だ。上海市嘉定と金橋の2カ所ではすでに使用が始まっており、北京市望京でもまもなくサービス提供を開始する。このほか、テスラはオフィスビル、商業施設、住宅団地などでの充電サービス提供に向けた協力モデルを積極的に模索している。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年5月22日