中国国家海洋局生態環境保護司が実施した、西太平洋海洋環境モニタリング・予警報システム建設の2014年第1回航行が無事終了した。人民日報が伝えた。
今回の航行は中国国家海洋局第三海洋研究所が担当し、中国水産科学院南中国海水産研究所の観測船「南鋒号」を使用した。航行日数は27日、航行距離は約5500海里に達し、53の地点で125キロの海洋生物サンプルを収集し、5つの漂流ブイを投入し、2013年第1回航行で投入した放射能測定水中ブイを回収した。また、独自に開発した多核種濃縮測定設備を使い、61カ所の水面サンプルのモニタリングで良好なデータを取得した。
首席科学者の何建華氏は、「今回は既定のモニタリング任務を完了しただけでなく、さまざまな面で革新的な成果を手にした。観測隊員は今後、サンプルとデータの測定・分析を進めていく」と語った。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年6月19日