上海の国際貿易「単一窓口」(オンライン)が、18日より正式に稼働開始した。これは上海自由貿易試験区の監督管理制度の革新を徹底する具体的な措置であり、中国国務院が今年発表した海外貿易の安定成長の支援に向けた措置だ。また世界の先進的な経験を参考にし、国際的なルールを順守し、企業のコストを削減し、貿易の利便化を高める重要な手段でもある。人民日報が伝えた。
「単一窓口」の建設初期の二つの試行プロジェクト(一般貿易輸入貨物の申告と結果のフィードバック、船舶のオンライン出港手続き)はすでに試験を完了しており、本日オンラインで正式に稼働開始した。そのうち輸入貨物の申告の場合、企業はインターネットで「単一窓口」プラットフォームにアクセスし、シートに1度入力(もしくはインポート)すれば、税関、検査・検疫、海事などの監督管理部門の貨物申告・情報供給の需要を満たすことが可能だ。また港湾管理部門の監督管理結果は、プラットフォームを通じて申告者にリアルタイムでフィードバックされる。海事、税関、検査・検疫、出入国審査などの部門は「単一窓口」を通じて、船舶の出港手続きを行えるようになった。企業は各法執行部門間を回り、それぞれに書類を提出し許可を求める必要がなくなった。海事部門はその他の3つの口岸管理部門の出港許可情報に基づき、船舶の出港許可に関する情報を直接同プラットフォームに発表できる。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年6月19日