2014年6月20日  
 

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中英連携の世界的意義

人民網日本語版 2014年06月20日15:19
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 経済のモデル転換と高度化を推し進めている最大の発展途上国と、回復基調の継続に努力している古株の先進エコノミー。中国と英国は先日、数10件の政府間協定とビジネス契約を締結した。これは双方の強みによる相互補完、互恵・ウィンウィンの具体的成果であると同時に、協力の規模と両国の地位ゆえに計り知れない世界的意義も備える。新華網が伝えた。

 今回中英が締結した協定・契約の総額は300億ドルを超え、広範な分野に及ぶ。液化天然ガスの20年間供給枠組み契約、ロンドンでの人民元決済銀行の設立および人民元と英ポンドの直接取引開始の発表など、エネルギー協力、金融協力もあれば、高速鉄道や原発分野で提携し、中英共同創造を実現するとともに、第三国市場を共同開拓することも含まれる。

 これらの成果は両国経済の強い補完性のおかげだ。英国経済は堅固な実力、活発な金融システムと先進の科学技術を持ち、エネルギーや環境保護の分野で世界の先頭に立っている。一方中国は巨大市場、巨額の外貨準備、競争力ある製造業を持つ。

 また、中国と多くの先進国は共に構造改革、モデル転換、高度化の重要な段階にあり、互いに貴重な歴史的協力チャンスを創造してもいる。英国など欧州諸国の経済は回復基調にあるものの、新たな成長源の形成において依然多くの困難に直面しており、貿易と外資政策による効果をさらに十分に掘り起こす必要がある。中国は消費力と投資需要が高まり続けている世界第2の経済大国として、世界経済に多くの開放効果を貢献してきた。

 中英連携の世界的意義は、経済・貿易分野のみに限られるものではない。今年中英は包括的・戦略的パートナーシップ構築10周年を迎え、従来の取り組みに続けて未来を切り開く重要な契機を迎えている。中英関係の戦略性とグローバル性は日増しに際立ってきている。国連安保理常任理事国、そして欧州の重要な国である英国は世界の政治、経済、人、文化分野で重要な影響力を持つ。国際問題においては、中英は協力を深め続け、国連安保理、G20など重要な国際組織、および気候変動や自由貿易などの問題で良い協力を行っている。


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