ネット通販大手の京東商城と米国の自動車メーカー・テスラモーターズはこのほど、通年に及ぶ調達合意に調印した。詳細は明らかにされていないが、事情通によると、ブランドバリューという観点からみて、両社はこの合意を土台として、相互に助け合うことになるという。「北京商報」が伝えた。
最近話題のテスラは中国市場に力を入れており、自動車価格の明示や中国での自動車引き渡しといった一連の動きに目を奪われる人は多かった。だが充電設備の建設が遅れ、中国での発展の障害になっていた。とはいえ、こうした状況は解消されつつある。テスラはさきに、銀泰集団やSOHO中国と「目的地充電プロジェクト」に相次いで着手し、これはテスラの充電ネットワークが中国国際貿易センターと望京コミュニティという二大主流商業圏をカバーするようになったことを意味する。業界関係者によると、京東の6月18日の大型キャンペーンが終わってまもなく、テスラは京東と大口契約を結んでおり、京東の勢いに乗りたいという意図は明らかだ。テスラはインフラ設備を徐々に充実させると同時に、スポーツ用多目的車(SUV)「Model X」の引き渡しを2015年から行うことを確定し、これは中国市場で飛躍する絶好のチャンスとみなされている。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年6月20日