このほど、中国の3大航空貨物輸送会社が合併し、アジア最大規模の航空貨物輸送会社になるための関連作業が順調に進められているとのニュースが報じられた。証券日報が伝えた。
記者は本件について、中国国際航空、中国東方航空、中国南方航空の取締役会秘書に連絡したが、いずれもノーコメントだった。
中国民用航空局の関係者は25日、上述した噂を否定した。しかしながら関係者によると、航空貨物輸送会社の合併の噂は以前から伝わっており、関連部門も検討を続けてきたが、多くの課題に直面しているという。
中国民航大学航空輸送経済研究所所長の李暁津氏は取材に対し、「3大航空貨物輸送会社の合併は、中国の航空貨物輸送の強化、世界トップ企業との競争を促す。しかし合併は、提携手段、人・資金・モノの配置など、数多くの課題に直面している」と指摘した。
海通証券アナリストの虞楠氏は、「貨物輸送が航空会社の収入に占める比率は低い。ゆえに3社が合併したとしても、航空会社全体への影響は小さい」と話した。(編集YF)
「人民網日本語版」平成27年6月29日