広州出入境検験検疫局駐郵便局事務所はこのほど関連規定に基づき、日本の放射能汚染区域の粉ミルクの返送処理を行った。
同局は中国国内への速達便の中から、原産国が日本の632缶の粉ミルクを発見した。これらの粉ミルクの包装に記されている原産地は東京都で、福島原発事故後に中国が食品などの関連商品の輸入を禁止している地域だ。電子商取引業者は日本政府が発行する放射性物質の検査合格証、原産地証明書などの資料を提出できなかった。そのため同局駐郵便局事務所は関連規定に基づき、これらの粉ミルクの返送処理を行った。
国家質量監督検験検疫総局は2011年4月、『日本からの輸入食品・農産物に対する検査検疫監督管理をさらに強化することに関する公告』(2011年第44号)の中で、福島原発事故の食品・農産物の安全に対する影響を鑑み、福島県、群馬県、栃木県、茨城県、宮城県、山形県、新潟県、長野県、山梨県、埼玉県、東京都、千葉県からの食品・食用農産物・飼料の輸入を禁止した。同局は2011年6月、『日本の中国向け輸出食品・農産物に対する検査検疫措置の調整に関する通知』の中で、山梨県、山形県の2011年5月22日以降に生産された、中国の要求に合致する食品・食用農産物・飼料の輸入を認めた。
「チャイナネット」 2015年6月5日