中国石油化工集団は3日、ロシアの国営石油会社ロスネフチと協力枠組合意に調印し、ロシアの油田・ガス田2カ所を共同開発することを明らかにした。新華網が伝えた。
双方が調印した合意に基づき、中国石化はロスネフチ傘下の東シベリアの石油・天然ガス企業およびチュメニの石油・天然ガス企業の株式を各49%買収する権利をもつことになる。両企業は今回の合意の対象となる2つの油田・ガス田の開発許可証をそれぞれ保有する。
今回の合意の対象となった油田・ガス田は今後の発展が期待されるもので、いずれもロスネフチの重点経営エリアにある。タイトオイルの貯蔵の共同開発が行われる予定で、これは双方がプロジェクトの運営リスクを軽減させる上でプラスになる。また協力により資金、技術、実施力など各方面でプロジェクトの実力が向上するとみられる。双方は探査・開発での協力のさらなる拡大にも期待を寄せる。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年9月4日