習近平国家主席はこのほどベトナム、シンガポールを公式訪問し、中越の「1ベルト、1ロード」と「2回廊、1経済圏」の連結、中国とシンガポールの時代とともに変わる包括的協力パートナーシップの確立を積極的に促進し、戦略連結の新たな段階を切り開いた。人民日報が伝えた。
これに先立ち李克強総理が韓国を訪問し、中国の戦略と韓国の「創造型経済」「製造業革新3.0」「ユーラシアイニシアティブ」戦略との統合・連結を提唱し、多くの成果を挙げた。
近年、中国最高指導者は外国訪問で、中国の発展計画と世界各国の発展戦略について多くの共通認識にいたっている。「中国の夢」と「フランスの夢」「アメリカの夢」は対話を行い、第13次五カ年計画とEUの「2020戦略」、フランスの「2025計画」は同工異曲だ。中国は常に海外各国の発展戦略を注視するとともに、国情と結びつけて積極的に応じ、多くのレベルで緊密な連結を実現してきた。
東では、韓国の打ち出した「ユーラシアイニシアティブ」は朝鮮半島南北間の鉄道を再び連結し、朝鮮半島、中国を貫きロシアと欧州へと通じる交通ネットワークを確立し、ユーラシア大陸を1つの経済共同体にする。「ユーラシアイニシアティブ」における「1つの大陸」の建設構想と「1ベルト、1ロード」戦略の「交通とエネルギー網の連結および物流活性化計画」は調整と協力を実現することができる。
南では、シンガポールと多くの共通認識に達した。双方は「1ベルト、1ロード」とASEANコネクティビティの全体計画の下で、両国の企業が協力して第三国市場を開拓することを奨励する。双方は中国西部地域に第3の政府間協力プロジェクトである「中国・シンガポール戦略的コネクティビティモデルプロジェクト」を始動し、両政府間協力事業の「三段跳び」の実現を推進すると発表した。
また、ベトナムとも「1ベルト、1ロード」と「2回廊、1経済圏」など様々な連結を通じて、国境地帯の協力とインフラ整備を促進する。
西では、中国の「1ベルト、1ロード」とEUの総額3150億ユーロに達する「ユンケル投資計画」の連結によって、中小企業の発展を共に支援し、地域協力の深化を推進する。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年11月10日