中国外交部(外務省)の洪磊報道官は28日、定例記者会見に出席し、サウジアラビアにあるイスラム教の聖地メッカ近郊で発生した将棋倒し事故で、中国人4人の死亡が確認されたと発表した。4人は大巡礼のため、個人的に同地を訪れていた。
洪磊報道官の談話内容は次の通り。
外交部は、サウジアラビアの聖地ミナで大巡礼「ハッジ」の最中に発生した将棋倒し事故を高く重視している。在サウジアラビア中国大使館、およびその他の領事館は、一連の善後策を講じてきた。28日8時の時点で、中国の大巡礼団に参加した約1万4500人とは連絡がとれ、死傷者はいなかった。大巡礼団はすでに巡礼を終え、まもなく帰国する。
個人的に同地を訪れた人のうち、4人の中国人の死亡が確認された。在サウジアラビア中国領事館はすでに身元確認を終え、善後策を講じている。在サウジアラビア中国大使館・領事館は今後も事件の進展に注目し、関連業務を着実に行っていく。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年9月29日