中国西安衛星観測コントロールセンターが28日に発表した情報によると、同センターの宇宙航空動力学国家重点実験室は、このほど閉幕した第8回国際宇宙軌道最適化コンクール(GTOC8)で4位に輝いた。清華大学の代表チームは2位、中国科学院は10位。中国は同コンクールで、過去最高の記録を実現した。中国新聞網が伝えた。
GTOCは欧州宇宙機関(ESA)が2005年に開催を提案し、今回が8回目の開催となる。主に宇宙ミッションの全体設計、宇宙軌道の制御に従事する専門的な機関を対象とする、世界宇宙軌道制御業界の最高水準を示すコンクールであり、「宇宙業界のオリンピック」と呼ばれている。
GTOCの課題は、深宇宙測量、宇宙ゴミ除去、惑星探査など、科学技術探索の大きな意義と高い将来性を持つ、先進的かつ注目度の高い分野から選ばれる。全世界の最も革新力の高いチームと専門家が参加する同コンクールで優秀な成績を収めることは、宇宙軌道制御業界の特別な栄誉とされている。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年9月29日