米国政府は9月18日、米国で違法販売したドイツのフォルクスワーゲン社を名指しで非難した。排出量のテストに対応する特別なソフトウェアを搭載したフォルクスワーゲン社のディーゼル車は普段運転するときは大量の汚染物質を出しているにもかかわらず、排気ガステストでは合格することができる。フォルクスワーゲン社はこの違法なソフトウェアを搭載したディーゼル車は1100万台に達する可能性があると認めた。これにより、同社の米国内での罰金額は最高180億ドル(約2兆1600億円)になる見通しだ。新華網が伝えた。
ここ数年、全世界の自動車業界の大手企業は時おり安全面の問題が露呈し、経済面や信用面において2重の痛手をこうむっている。自動車における様々な欠陥や隠れたリスクはドライバーに多大な危険性をもたらし、自動車企業自身も自業自得となり、傷は深まるばかりだ。写真は2015年9月23日に米国ソルトレイクシティで撮影したフォルクスワーゲン車の資料写真。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年9月28日