アデン湾海域で第884回護送任務を執行中の中国海軍第21次護送艦隊の「三亜」は現地時間6日午前、商船「福全山」で負傷した中国人船員1名の治療に成功した。第21次護送艦隊が被護送船に医療チームを派遣して負傷者を治療したのは初めてだ。中国新聞網が伝えた。
負傷者は鄧堅明さん。5日夜に転倒して左肩の関節を脱臼した。医療環境が限られ、処置が効を奏しない中、同船は中国海軍護送艦隊に医療支援を要請した。艦隊指揮官を務める南海艦隊の兪満江副参謀長は直ちに「三亜」に対して商船と連絡を取るよう指示するとともに、医療チームを設け、器材を準備し、直ちに医療要員を派遣して船員に医療支援を提供した。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年10月8日