日本のイメージその8――日本のファミリー企業は経営能力の継承重視
日本の各業界では、世襲制が多いものの、企業がまず重視するのは「血縁」ではなく、後継者の経営能力で、多くの企業が養子を後継者にしている。通常、企業は単に財産を引き継ぐのではなく、後継者を育成し、企業経営の技術を伝える。親は、子供のころから自立することや商売ノウハウを教え、高校に入るとアルバイトをさせてお金を稼ぐことのむずかしさを教えると同時に、社会に接触させ、将来のために基礎を据える。子供にいつまでもすねをかじらせる親は少ない。能力のない子供が親の事業を引き継ぐことはできず、企業を経営することもできず、単に財産を継承するだけでは何の意味もないと考えられている。(画像/文:孫玉遐)
「人民網日本語版」2015年11月10日