ボアオ・アジアフォーラム2016年年次総会は23日、2日目の日程をスタートした。ボアオ国際会議センターでは、「民間企業の新たな生態」、「中米投資協定」、「インターネット時代のグローバル貿易ルール」など多彩な分科会が行われ、討論が繰り広げられた。人民網が伝えた。
フォーラムには海外からも多数の参加者があり、それぞれに収穫を語ってくれた。
米国コロンビア大学国際公共政策大学院のメリット・ジャノー院長(ナスダック・ストック・マーケット社理事)は、「このたびの一大イベントには世界中の政界、ビジネス界、学術界、メディアなど各分野の精鋭が集い、議題の設定も非常に現実に即したものとなっている。経済に関する話題、革新に関する話題、二国間や多国間の関係に関する話題があり、参加者は非常に積極的にそれぞれの見方を披露し、さまざまな見方がぶつかり合う最良のプラットフォームとなっている。10年前にもボアオ・アジアフォーラムに参加したことがある。10年後の今、再びボアオに来てみると、10年前とはかなり変わったことに気付いた。議題の設定は非常に実際的で効率がよく、バックアップ態勢も完備している」と述べた。
シドニー大学のバーニー・グローバー学長(オーストラリア大学学長委員会代表)は、「ボアオ・アジアフォーラムは網羅していないもののない会議であり、分科会の設定は非常に広い範囲をカバーしている。人々が関心を寄せる経済の話題にとどまらず、社会や経済の長期的な発展と密接な関連がある話題も多く含まれる。終了したばかりの分科会『大学学長対話:東西の教育思想の相違』では、東西の大学の教育理念のさまざまな相違について話し合い、西の学問が東に波及するのがよいか、東の学問が西に波及するのがよいかなどを話し合った」と述べた。
またグローバー学長は、「新技術の応用や革新の話題についての討論も非常に興味深かった。フォーラムに参加した企業家たちはそれぞれの意見を述べ、経済下ぶれ圧力の下で技術革新を通じて発展のブレークするーポイントを見つけるにはどうすればよいかを話し合った。これらは非常に魅力的な議題だった」と述べた。