ロシアの「スプートニク」通信社のサイトが22日に伝えたところによると、ロシアの専門家とボアオ・アジアフォーラムの参加者がこのほど取材に答えた中で、「ボアオ・アジアフォーラムはグローバル経済問題について討論する場合の権威あるプラットフォームになっている」との見方を示した。環球網が伝えた。
今年のボアオ・アジアフォーラムは22日に海南省博鰲で行われる。テーマは「新しい未来:新しい活力と新しいビジョン」。国務院の李克強総理が年次総会に出席して基調講演を行うほか、ロシアのアルカジー・ドヴォルコヴィッチ副首相も出席する予定だ。
ロシアのアレクセイ・グルズデフ駐中国貿易代表は、「第1回目が開催されて以来、ボアオ・アジアフォーラムの影響力は著しく高まり、権威あるプラットフォームとなっている。サンクトペテルブルグ国際経済フォーラム(SPIEF)が興味を示していることもこの点を証明する」と述べた。
グルズデフ代表は、「昨年のフォーラムではパートナーシップ、協力、市場参加者の互換についての合意に調印した。ここからボアオフォーラムが認知されていることがわかる。ロシア連邦がこのフォーラムに参加するのは、ビジネス界の人々に会うにせよ、出来事についての見方や評価をやりとりするにせよ、これがよいプラットフォームだからだ」と述べた。
モスクワのスコルコボ・マネジメントスクールのアンドレイ・シャロノフ学長は、「ボアオ・アジアフォーラムは中国で最大の経済フォーラムで、アジアに焦点を合わせており、アジア版ダボス会議といえる。世界のこの地域における最大の経済イベントになるだろう」との見方を示した。
今年のフォーラムの枠組では80を超える活動が予定されており、分野は経済発展、政治、文化、ネットワーク技術、革新など多岐にわたる。参加者には大メコン川流域経済協力計画(GMS)の加盟国(カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム、中国)の指導者、ネパールのK.P.シャルマ・オリ首相、リトアニアのアルギルダス・ブトケヴィチュース首相、インドネシアのモハマッド・ユスフ・カラ副大統領、韓国企画財政部の柳一鎬長官のほか、各国の著名な経済専門家や大規模国際企業の関係者が名前を列ねる。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年3月23日