姓はどちらか一方に統一 制度上は完全平等
日本では結婚すれば女性は男性の姓に変更する、これが多くの中国人にとってのイメージではないだろうか。皆のアイドル山口百恵が結婚後三浦百恵になってしまったように。
しかし、結婚後どちらの姓にするのかは、日本の法律では平等に扱われている。選択の方法もいたってシンプルで、申請書類にある「夫の姓」と「妻の姓」どちらか一方にチェックを入れる、たったそれだけのことだ。そのチェックで戸籍上の世帯主が決まり、将来の子供はその姓になる。法的には平等であるにも関わらず、現実には結婚した夫婦の90%以上が夫側の姓に統一されており、男尊女卑の社会現象は依然鮮明に残っているのだ。
日本人女性の地位は低いのか?夫が「嫁げ」ばそうならない
田中夫妻
多くの日本人女性が夫の姓に変更し、夫より一段低い日々を送ることになっているが、一部の女性は意識的に夫に自分の姓に変更させている。日本の政界の「鉄の女」である田中真紀子氏がその例で、夫鈴木直紀氏は結婚後田中直紀に変更している。このパターンは日本では「婿取り婚」と呼ばれている。
日本の上流社会、とりわけ政界では、男性側が「豪族」に婿入りする例は珍しいものではない。小渕克陽氏は小渕恵三元首相家の娘婿で、日本の政界で最年少(34歳)の入閣を果たした。彼もまた「婿養子」の一人だ。この他、中川秀直元自民党幹事長や、日本の侵略戦争について中国側に謝罪するよう働きかけた野田毅衆議議員もそうだ。芸能界や経済界でも少なくなく、著名な芸能人や女性企業家に「嫁ぐ」というニュースはよく聞かれる。
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