課題は言語と医療費
ただ、高齢の外国人を受け入れるのにも課題が存在する。高齢の外国人にとって、中国の老人ホームで生活する際、最大の問題となるのが言葉だ。そのため、中国の老人ホームは現在、積極的に対応策の考案にあたっている。肖主任医師によると、「老人ホームは現在、スタッフが外国語を話せるように訓練すると同時に、外国語を話せる人を雇用するようにもしている」という。
中国老齢科研究センター老齢経済・産業研究所の王莉莉副所長は16日、取材に対して、「高齢の外国人が中国で老後を過ごす際の別の問題は医療に関するものだ。高齢の外国人は中国人ではないため、中国の医療保険は使えず、医療費が高くなる」と説明した。
肖主任医師は、「世界の養老大国と比べて、中国の養老業は対外サービスの能力やクオリティの面で、まだ改善が必要だ。養老産業の外国人を対象にしたサービスにおいて、中国は初期段階で、発展までの道のりはまだ長い」と指摘している。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年8月19日
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