外交部(外務省)の陸慷報道官は20日の定例記者会見で、中国とフィリピンの対話の扉は常に開かれていると表明した。
【記者】報道によると、フィリピンのヤサイ外相は15日に米国で演説した際に、フィリピンと中国が領土紛争について交渉を行なう時機はまだきておらず、フィリピン側は南中国海仲裁裁判の裁定を踏まえ、中国側と南中国海領土紛争を議論するほかないと表明した。ヤサイ外相は16日、フィリピン系住民に対して、フィリピンは外交ルートを通じて中国と南中国海問題についていかなる前提も設けない二国間交渉を行なっているとも表明した。これについてコメントは。
【陸報道官】いわゆる仲裁裁判についての中国側の立場は明確だ。同時に、協議と交渉を通じて争いを平和的に解決するとの中国側の立場も一貫したものであり、中国とフィリピンの対話の扉は常に開かれている。
友好的で、安定した、健全に発展する中国・フィリピン関係は両国の根本的利益及び両国民の共通の期待に合致する。フィリピン側が我々と同じ方向に向かい、相互尊重、相互信頼を基礎に交渉と協議を通じて両国間の溝を適切に処理し、両国関係が健全な発展の道に早期に戻るよう後押しすることを希望する。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年9月21日
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