韓国サムスン電子のスマートフォン「ギャラクシーノート7」の発火事件が拡大している。19日に中国のネットユーザーが明らかにしたところによると、このユーザーの友人が購入した大陸部製造販売のノート7が使用中に発火したという。サムスンはこれまで中国を除くすべての地域で同機250万台の回収(リコール)を行ったが、中国産は電池のサプライヤーが異なるとして、発火事故は起こりえないと暗に示していた。ネット通販大手の京東はネットユーザーからの情報を基に発火したノート7が大陸部販売の製品であることを確認。サムスンは関係者と連絡を取り、予約の入った大陸部販売製品のロット検査を行っているところで、問題があれば一括して回収に踏み切るといい、具体的な対応は3~7営業日以内に公告を発表して明らかにするとしている。
19日、ネットユーザーの「吉娃娃■(にんべんに尓)」さんがノート7の掲示板に「大陸部販売のブルーモデルが発火!」というスレッドを立て、「ベッドの上でスマートフォンをいじっていたら突然画面が真っ暗になり、ブルブル振動したので、おかしいと思ってすぐに手から離した。そしたらなんと発火した」と書き込んだ。発火した同機の写真も公開しており、それを見ると、青色のノート7のディスプレイは焼けこげてボコボコになり、背面も熱で溶けて変形している。
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