有人宇宙船「神舟11号」は飛行任務の需要を満たすため、さまざまな技術改良を行っている。新華社が伝えた。
中国有人宇宙事業弁公室の武平副主任は16日午前に開かれた神舟11号飛行任務記者会見において、次のように述べた。
神舟11号は神舟10号の技術状態を十分に継承しており、メイン機能および技術指標に変化はない。これを踏まえた上で、今回の任務の需要を満たし、信頼性と安全性をさらに高め、未来の宇宙技術を検証するという3つの面から、神舟の技術改良を行った。
まずは今回の任務の需要を満たすため、軌道制御プランと飛行手順を調整し、神舟11号がドッキング軌道と帰還軌道を343キロから393キロまで引き上げるという需要を満たした。貨物積載の配置を改善・調整することで、今回の飛行任務の輸送能力をさらに高めた。
次に安全性と信頼性を高めるため、広幅ビーム中継通信端末を新たに設置し、測量・制御のカバー範囲を大幅に拡大し、宇宙船の姿勢が急激に変化する際の宇宙・地球通信保障能力を高めた。これにより宇宙飛行士の安全性と宇宙船の信頼性を高めた。
それから未来の宇宙技術を検証し、宇宙ステーションのドッキング・測量設備の長期間使用の需要を満たすため、神舟11号のドッキング・測量設備のアップグレードとモデルチェンジに取り組んだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年10月17日
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