税関総署が発表したデータによると、今年第1四半期(1-3月)から第3四半期(7-9月)にかけて、中国の貨物貿易の輸出入額は17兆5300億元(1元は約15.4円)で前年同期比1.9%減少した。輸出は10兆600億元で同1.6%減少、輸入は7兆4700億元で同2.3%減少だった。「京華時報」が13日に伝えた。
第1~3四半期全体では輸出入、輸出、輸入がいずれも前年同期に比べて減少したが、期別の状況をみると、期を追って回復する傾向にあることがうかがえる。第1四半期には輸出入は同7.2%減少、輸出は同6.3%減少、輸入は同8.3%減少だったが、第2四半期(4-6月)は輸出入が同0.2%減少、輸入が同1.3%減少で、輸出は同0.6%増加となり、第3四半期は輸出入が1.1%増加、輸出が0.4%増加、輸入が同2.1%増加だった。
データをみると、貿易の形式や構造が改善されたことがわかる。第1~3四半期の一般貿易輸出入額は9兆8200億元で、同期の輸出のうち57%を占めた。同期には従来型労働集約型製品7種類の輸出額が2兆1500億元となって同0.6%減少し、輸出に占める割合は21.3%だった。
税関総署は、現在、中国の対外貿易の発展状況には引き続き大きな困難がつきまとい、主要貿易パートナーの米国やASEANとの二国間貿易は米国が同3.3%、ASEANが同0.8%、それぞれ減少した。外資系投資企業、国有企業の輸出入も減少し、外資は同4.1%減少、国有企業は同9.8%減少となった。加工貿易の輸出入も同7%減少した。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年10月14日
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