国家文物局はこのほど、日本のオークション会社が予定していた、中国から流出した文化財の競売計画を阻止した。「北京青年報」が伝えた。
報道によると、株式会社横浜国際オークションは10月29日から31日かけて日本・東京で行われる「横浜国際2016五周年記念秋季オークション」で、第734号唐代天王敦煌壁画、第735号唐代木製彩色仏像壁画(3点)など中国から流出した一連の文化財を競売に掛けようとしていた。日本仏教の浄土真宗本願寺派(西本願寺)の第22世法主・大谷光瑞が中国で略奪し違法に日本へ持ち帰った文化財だ。
同局はオークション会社に文化財に関する国際的取り決めの精神を遵守し、中国国民の感情を尊重して、違法に流出した中国の文化財の競売をやめるよう求めていた。また関連の文化財についての遡及権を保留するとした。同社は調査を行った上で、これらの文化財をオークションに出品しないことを決定した。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年11月5日
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