外交部(外務省)の華春瑩報道官は2日の定例記者会見で、武力を用いた韓国の暴力的法執行に強い不満を表明した。
【記者】昨日(1日)、中国漁船複数が韓国海域で不法操業し、韓国海洋警察の法執行の過程で集団で抵抗した。韓国海洋警察はM60機関銃を使用した。韓国海洋警察が中国の不法操業漁船に対してこの武器を使用したのは初めてだ。これについてコメントは。
【華報道官】報道に留意しており、事実関係の確認を進めている。韓国側が中国漁民に対して初めて機関銃を使用したことについて、中国側は武力を用いた韓国の暴力的法執行に強い不満を表明する。われわれはすでに韓国海洋警察の暴力的法執行の問題について繰り返し厳正な申し入れを行っている。複雑な海洋環境の下、殺傷力の極めて強い兵器を使用することは、人員の死傷と重大な物的損害に容易につながる。中国側は韓国側に対して、法執行の過程で自制を保ち、法執行行為を規範化し、中国側人員の安全を脅かせ得る過激な手段を執らず、中国側人員の安全と合法的権益を的確に保障するよう改めて求める。中国側がすでに繰り返し表明しているように、中国側主管当局は中国漁民の操業に対する管理と規制を重視し、力を入れている。同時に、韓国側が中国側との意思疎通と調整を強化し、中韓漁業協力における問題を適切に処理するよう望む。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年11月3日
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