秋や冬になると、寒くなり、空気が乾燥する。それにより、唇も乾燥して、カサカサになるので、唇をなめたり、リップクリームを塗ったりする人も多い。しかし、このような行動が症状を深刻にする恐れがあり、慢性唇炎になる恐れもある。生活報が報じた。
黒竜江省病院の皮膚科を受診した琳琳さん(26)も最近、唇炎と診断された。オシャレでかわいい琳琳さんは、仕事柄化粧をしなければならず、口紅も毎日欠かさずしなければならない。また、水を飲んだり、食事をしたりした後などには、1日に何度も塗り直さなければならない。冬になり、寒くなって空気が乾燥すると、口紅を塗っても、唇が乾燥しカサカサになる。そうなると唇を舌でなめたくなる。そんな琳琳さんは最近、唇が潤う高保湿グロスを塗るようになったものの、しばらくするとすぐに唇がどんどん腫れ、タラコ唇になってしまった。オシャレ好きの琳琳さんが慌てて病院に駆け込むと、「唇炎」と診断された。医師によると、口紅を塗ったことが原因でアレルギー反応を示しているという。
同科の宋穎・副科長によると、唇の表皮は薄く、皮脂腺がないため、空気が乾燥したり、気温が低くなったり、冷たい風に当たったりすると、敏感に反応する。そうなると、唇が乾燥したと思って、多くの人は無意識のうちに唇をなめるものの、かえってカサカサがひどくなり、唇が腫れたり、血痂ができたり、慢性唇炎になったりする。女性が良く使う口紅や良く食べる果物も唇のアレルギー反応の原因になり、唇炎を引き起こすこともある。そのため、秋や冬は、注意して保湿する、唇を舐めるのは控える、水分をたくさんとる、辛いものなど刺激ある食べ物は控えたりするなどして、唇のケアをする必要があるという。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年11月3日
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