〇増加し続ける中国で学ぶ外国人留学生 主流は「一帯一路」沿線国出身者
統計データによると、2016年に中国に来た外国人留学生は44万人を上回り、2012年比35%増、中国はいまやアジア最大の留学先となった。2016年、中国で学ぶ外国人留学生の出身国・地域は205ヶ国・地域に及び、過去最高を記録した。教育部国際司の許涛司長は、記者会見において、「以前は、中国で学ぶ外国人留学生の主な目的が中国語の習得だったが、現在は専攻学科を学ぶ目的の外国人留学生が増加の一途をたどっている。2016年、学位取得が目的の外国人留学生が留学生全体に占める割合は47.4%に達し、これまでの『中国語習得が目的』という留学構造が打破された。専攻学科の種類は、ますます拡大している」とコメントした。
ここ数年、「一帯一路」沿線国出身の学生は、明らかに増加傾向にあることは注目に値する。2016年、沿線の64ヶ国から中国に来た留学生の総数は、前年比13.6%増の20万7746人に達した。国家戦略に対応するための中国政府奨学金も、周辺国家や「一帯一路」沿線国に集中している。2016年、中国政府奨学金を受けた外国人留学生4万9022人のうち、「一帯一路」沿線国の学生は61%を占めた。
許司長は、「『一帯一路』戦略との関連で、沿線国に対して年間1万人の新入生受入枠を設けている。さらに今年は、中国に留学・研修に訪れる沿線国の留学生の支援を目的とする『シルクロード中国政府奨学金』も新設され、沿線各国の特別プロジェクトに対応した各業界のリーダーや優秀な技能人材を育成する」と説明した。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年3月3日
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