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中国「貧困脱却」の基準制定 貧困人口を農村人口の2%以下に

人民網日本語版 2017年03月10日10:30

広西チワン族自治区柳州市融水県懐宝鎮では積極的に貧困支援プロジェクトが実施されており、今年は275世帯の貧困家庭に無料で霊芝の菌を植え付けたほた木4万本以上を無料で提供したほか、技術提供や販売といったサービスを提供し、貧困脱却を促した。支給された霊芝のほた木を栽培するため山に運ぶ東水村の貧困家庭の人々(3月1日撮影・写真出典:人民図片)。

中国国務院貧困者支援開発指導グループ弁公室の劉永富主任は先ごろメディアに対し、「貧困人口の貧困脱却には2つの憂いを無くし、3つの保障を達成する必要がある。2つの憂いとは衣食に対する憂いで、3つの保障とは義務教育、基本医療、住宅の安全における保障だ」と語り、「1人あたりの平均収入が5000元(1元は約16.6円)であったとしても、子供1人が大学に通う場合、1年間で2~3万元を必要とするため、この収入ではとても無理だ。もし家族の1人が重病になった場合、その治療には3万から5万、深刻な場合は8万から10万元は必要となり、貧困脱却の基準に達していたとしても、決して貧困を脱却したとは言い切れない」と語っている。人民日報が伝えた。

今年の政府活動報告には貧困脱却事業責任制を着実に徹底し、最も厳格な審査評価を実施するほか、成果の虚偽報告や水増しなどを厳しく取り締まり、、貧困脱却事業が人々に認められ、時の試練に耐えうるようにしなければならないとしている。


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