世界各地にある自身の作品を清華大学で紹介する隈研吾さん。
日本を代表する建築家・隈研吾さんが最近、北京の清華大学で講演し、その建築コンセプトや作品を紹介したほか、自身の創作の歴史、設計のインスピレーションなどについて語った。中国新聞網が報じた。
隈さんは、伝統と現代を融合した作風で有名で、過剰な自己主張を抑えることで場所に巧みに身を委ね、景色と調和した「負ける建築」、「弱い建築」という建築観を提唱している。世界各国に隈さんが設計した建築物があり、2020年の東京オリンピックの新国立競技場の設計も隅さんが担当する。
隈研吾さんが講演した清華大学の会場
講演で、隈さんは、代表的な世界各地の大型建築物や芸術的な小さな作品を紹介し、「建築物は孤立した存在ではなく、都市や環境と融合していなければならない。建築物も自然に近付き、環境と共存できることを願っている」と語った。
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