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「李白の錠」と中日友好 (2)

人民網日本語版 2017年03月24日10:27

なぜなら、日本人なら誰もが、小学校から高校までの間に、このような知識を学ぶからだ。これらの知識のおかげで、私は潘家園にある骨董品について理解できた。だが、日本以外の国からやって来た留学生の多くは、そのような知識を学習した経験がない。中国関係の専攻分野でない限り、彼らが中国の文化や歴史を学ぶ機会はほぼ皆無だ。あるクラスメートは、「ヨーロッパの学生が学ぶ内容の多くは、ローマ帝国など、ヨーロッパ史とヨーロッパ文化が中心だ」と教えてくれた。私もローマ帝国について学校で学んだことはあるが、ヨーロッパに関して私が持っている知識は、ヨーロッパ人の知識には全く及ばない。このようにみると、ある国の歴史や文化を学んでいるかどうかは、一般的に、国家間の交流の多少に左右される場合が多い。ローマ帝国がヨーロッパ全体に極めて大きな影響をもたらしたのと同様、日本人にとって、古代中国が日本に及ぼした影響は極めて大きい。つまり、日本文化について語る際には、中国文化に触れない訳にはいかないのだ。

表面だけを見れば、今の日本文化は、米国からの影響がやや大きいように見える。だが、実際のところ、米国文化が日本に入ってきたのはほんの100 年前のことだ。中国との交流の歴史と比べ、米国と日本の交流の歴史はごく浅い。20世紀以降、中日関係は苦難の道が続き、今もなお、両国関係は好転したとは言えない。これは極めて残念なことだ。私は、古代から長く続いてきた中日交流は、我々が意識するしないに係わらず、非常に底深いものだと認識している。私は、中日両国の国民がお互いに仲睦まじい関係を保ってほしいと心から望んでいる。私たちは一衣帯水の隣国なのだから、付き合わない訳にはいかない。この道理を「李白の錠」が私たちに教えてくれていると、私は実感している。(編集KM)

「人民網日本語版」2017年3月24日


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