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人民網日本語版>>経済

キャッシュレス社会は現実になるか? (2)

人民網日本語版 2017年04月07日09:19

現在、中国人のキャッシュレス決済は主に「支付宝」(アリペイ)と「微信」(WeChat)の微信支付を通じて行われており、ネットユーザーの95%がこの2つの決済方法を選択する。支付宝の実名登録ユーザーは4億5千万人以上おり、キャッシュレス決済の1位に名前が挙がる。その次は微信でユーザーは4億人に達する。

▽資源の節約 安全で衛生的 キャッシュレスにはたくさんのメリット

インターネット技術を基礎とした電子金融取引・流通を採用すると、当然のことながら人々の生活にたくさんのメリットや便宜を提供することになる。労働力の削減以外にも、多くの面でメリットや便宜がある。

第一に、キャッシュレス社会は社会資源を節約し、コストを引き下げる。世界でニセ札防止技術が最も進んだ通貨はスイスフランで、世界の先進的なニセ札防止技術の集大成といえ、技術のウェイトが高く、コストもかかる。試算によると、1千スイスフラン(1スイスフランは約110.0円)紙幣の造幣コストは3.4元(1元は約16.0円)になる。中国は人民元紙幣の造幣コストを公表していないが、新しい100元札のコストは1元前後になるとみられる。

キャッシュレス社会では疾病の広がりを抑えることができる。紙幣に付着した微生物は数が多いだけでなく、種類も非常に多く、細菌、ウィルス、寄生虫、マイコプラズマ、クラミジアなど約100種類に上る。紙幣に付着した細菌は疾病が広がる重要なルートになっている。

また現金のない社会であれば現金を強奪しようとする不法な輩が手出しできなくなり、関連の犯罪が消滅することになる。ニセ札で人をだます行為も消滅する。

現在、デンマークがキャッシュレス社会への道で世界の先頭を走っている。早くも2012年に取引の84.2%が銀行カードを通じて行われるようになった。デンマーク政府が出した通達によると、16年1月より、衣料品店、レストラン、ガソリンスタンドなどの商店は現金の受け入れを拒否してもよくなった。


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