あるスペイン人は昨年のクリスマスイブに、家族が中国の少数民族の服を着ていたことに大変驚き、「中国の商品はeコマースを通して世界中に販売され、世界の人々の生活が一層豊かになっている」と話した。
また、あるロシア人も、「ロシアの多くの高齢者はパソコンも持っていないのに、中国のオンラインショップのアプリを使うために、最近Android搭載のスマホを買っている」と、自国の変化について話した。
中国のネット通販大手・阿里巴巴(アリババ)は10日、そのオンラインBtoC サイト・AliExpressの海外の利用者が1億人を突破し、世界の220以上の国や地域をカバーしていることを明らかにした。調査会社・艾媒咨訊の最新統計によると、2016年、中国の越境eコマースのクロスボーダー取引が6兆3000億元(約100兆円)規模になった。中国のeコマースはどのように世界の人々の生活を変えているのだろう?
■ネットショッピングの習慣を確立
ウエディングドレスも中国のネットショップで購入
ベルギー・ワロン地区のある女性(51)は、ある同僚の元に毎日たくさんの荷物が送られてくるのを目にし、どこから送られてきているのかと好奇心を抱いたのが、中国のeコマースを利用するようになったきっかけという。ネットショッピングでよく買うのは料理用品や装飾品、デジタル商品などだ。
前出のスペイン人は中国に来て7年になり、現在はAliExpressのカスタマーセンターのスタッフとして働いている。そして、多くの海外の利用者と接触しているうちに、中国の商品が世界の人々の生活を変えていることに気付くようになった。
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