▽新エネルギー 電動コンセプトカーが注目点に
フォルクスワーゲン(VW)グループ傘下のスコダのブースには、3タイプの自動運転システムの電動コンセプトカー「Vision E」が並び、多くの来場者が足を止めていた。スコダによると、「高速道路では自動運転が可能で、停車時には何もしなくても自動的に停車位置に移動する。渋滞時には独立した操作を行う」という。スコダは航続距離が500キロメートル、最高時速が180キロメートルに達する四輪駆動の電気自動車(EV)第1弾を今回のショーでお披露目した。VWはクーペとSUVをクロスオーバーで融合させたEV「I.D.CROZZ」について、20年に中国での大量生産を実現させるとしている。
今回のモーターショーに出展された新エネルギー車は159台で、このうち国内メーカーが96台、海外メーカーが63台だった。大手メーカーの先端技術、最新の設計、環境保護理念を体現する電動コンセプトカーが大きな注目点となり、モバイルインターネットや自動運転などの新興技術との連携が今後の自動車の発展トレンドになるとみられる。
北京新能源汽車(北汽新能源)は傘下の重量級製品8車種を携えて登場した。4月に発売されたばかりのビジネス車「EH300」、スタンダード車の「EU260」や「EC180」、さらに高級ブランドの「ARCFOX-1」や「ARCFOX-7」などがある。今回初お目見えとなったのは航続距離400キロメートルの「EX400L」のSUVニューモデル車で、来年の発売が予定される。このほか観致汽車の「Model K-EV」、広汽伝祺の「GE3」、比亜迪の「宋EV」などの新エネルギー車が続々登場し、来場者の目を楽しませた。
▽新ブランド 妍を競うインターネット自動車メーカー
過去のモーターショーに比べて、今回は規模が過去最大であるだけでなく、自動車の新ブランドの姿が多くみられるところに特徴がある。
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