上海世界旅行博覧会の日本のブースでパンフレットを見ながら説明を聞く来場者。
今回のWTFで、出展しているブースの数が最も多い国が日本。その内容もバラエティに富み、「当日に中国に発送できる」とのうたい文句を掲げ、ドラッグストアのようなスタイルでPRしている企業もあり、目を引く存在となっている。
日本政府も中国人観光客を呼び込むための一連の措置を講じている。例えば、在中国日本大使館は21日に公式サイトで、外務省が同日、5月8日から中国人のビザ(査証)の発給要件を緩和すると発表したことを明らかにした。
この措置に、今回のWTFに参加している多くの日本企業は、「とてもうれしい」と歓迎。さらに多くの中国人観光客が日本を訪れることになるのは間違いない。
静岡県も「中部広域連合」の一員として今回のWTFに参加している。静岡県は中国人観光客を呼び込むために、昨年10月にある中国企業と協定に調印し、旅行業界の関係者を日本に招き、中国で中国人にまだあまり知られていない静岡県をPRしてもらった。また、体験型の旅行が好きな中国人観光客のために、そば打ち体験ができる旅行商品を打ち出した。
静岡県の自治体代表によると、同県がターゲットに絞っているのは中国の「90後」(90年代生まれ)で、同県の魅力を知ってもらうために、若者が好む、自転車旅行などの体験型旅行商品を提供する。そして、同県での体験を通して、日本の文化を体験してもらう。
上海大学の日本語学部3年の胡怡芹さんは取材に対して、「もうすぐ日本に6日間の旅行に行く。中国人にとって便宜性の高い取り組みがたくさんある。私も近鉄を利用して関西をじっくり旅する予定。一味違う日本の文化を体験できるのを楽しみにしている」と話した。 (編集KN)
「人民網日本語版」2017年4月25日
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