中国のファンを前に小説創作のエピソードなどを語る是枝裕和監督
小説を映画化することが多いものの、「歩いても 歩いても」はその逆で映画の脚本が完成してから、小説ができた。中国語版の発表会で、是枝監督は、「脚本の一番初めの原稿は、とても早く、約1ヶ月で完成した。その後、母親が亡くなり、母親に対する思いを胸に、小説を書き始めた。新幹線に乗っている時に小説を書き終えた。それから約1年後に映画の撮影が終わった」と振り返った。
また、「小説を書くのと映画の撮影は、同時進行だった」ことを説明し、「そうすることで、それぞれのメリットがよく分かった。小説を書きながら、映画を撮影するというのは一番良い方法。映画では、できるだけ客観的な視点で製作する一方、小説は自分の視点でストレートに表現できる」と話した。
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