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おじさん一人の食事姿の何が面白い? 「孤独のグルメ」の魅力に迫る(三) (2)

人民網日本語版 2017年05月27日09:51

工業文明が発展し、必要なすべてのものが手に入るようになった今、一人暮らしに伴う心配や悩みも解消され、「孤独」の味を「楽しめる」ようになっている。他の人と「つるむ」というのは、初めは劣悪な環境下で自分が生き残るための方法の一つだった。進化生物学者のロバート・トリヴァースは「互恵的利他主義」を提示した。「あなたは私のシラミをとり、私はあなたの毛をなめてあげる」という具合に、他の個体を助けたり、助けられたりする関係のことだ。ホンソメワケベラのように、他の魚の体表に食いついている寄生虫を捕食する代わりに、大型の魚から捕食されることがないよう守ってもらえば、生き残って、子孫を残しやすくなる。「自省録」の作者であるローマ皇帝・マルクス・アウレリウス・アントニヌスは、 「人は社会化した動物」と説いた。人は、社会環境や他の人との関係に依存しなくなると、自然と孤独を愛し、それを楽しむようになるもので、それは一種の文明の副産物と言える。

また、自分らしさと自分の大切さを最大限感じることができるのは一人の時間だけだ。「孤独」は、本当の意味で「自由」になれる時間なのだ。

「自分だけの太陽、月、星、自分だけの小さな世界」。「一人飯」の時間は最高級の「自由」の時間だ。(編集KN)

「人民網日本語版」2017年5月27日


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