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92年生まれは中産階級の予備軍 消費行動に変化 (2)

人民網日本語版 2017年06月14日10:29

17年初めに財政経済分野のセルフメディアが1648人の若者を対象に行ったアンケート調査によると、90後の79%が過去1年間に月収の2割以上の価格の生活用品を購入したとしており、45%近くがこうした高価な日用品を購入する際に迷った時間は1ヶ月を超えなかったと答えた。

クレジットカードやEC企業の分割支払いサービスの普及などを背景に、若い消費者は親の世代に比べて過剰な消費に対する抵抗感が薄い。考え方が変化したより具体的な原因として、92年生まれは背負う経済的負担が相対的に軽く、巨大な消費力を潜在的に秘めているということがある。最も根底にあるのは親世代の預金と不動産が将来は彼らに引き継がれるということで、これを背景に消費をためらうことがない。

92年生まれの消費へのためらいのなさは彼らが他の世代に比べてより強い消費意欲をもっていることとも関係がある。彼らはネットワーク時代に育ち、97年の大学入学定員拡大の恩恵を被り、知識レベルの高さや見聞の広さはそれまでの数世代とは比べものにならない。80後の作家の韓寒や郭敬明などは、幼い時に主に紙媒体の文化に触れて知識を吸収してきたが、今の都市部に暮らす子どもたちは、小学生から「微信」(WeChat)を使って宿題やコミュニケーションをし、92年生まれにとってインターネットは基本的な標準装備だ。

92年生まれの教養レベルもこうした環境の中で向上し、経済条件が普通の家庭でも、親たちは子どもに学校以外の一連の文化芸術系の習い事を検討するようになった。ピアノや油絵を習うのは、今では手の届かない少数者の楽しみではない。こうした基本的条件が92年生まれの個性と特徴を決定づけている。92年生まれは西側の同世代の青年たちと徐々に同じ土俵に立つようになり、むしろより自信にあふれた個性をもち、消費バージョンアップを呼びかけるネットワーク文化を与えられて、暮らしの質を上げるとされる品物の購入意欲が過去数世代よりも強い。彼らは月給が5千元(1元は約16.2円)から6千元でも1千元以上するヘッドフォン、電動歯ブラシ、メーク用品をポンと買う。これは60年代生まれ(60後)や70年代生まれ(70後)の人々にはとうてい理解できない消費行動だ。(編集KS)

「人民網日本語版」2017年6月14日


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