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人民網日本語版>>経済

92後世代の若者 抽象的消費を好む (2)

人民網日本語版 2017年06月16日11:06

16年末に、動画中継サイトがブランドの刷新を行った。関連部門の責任者は、「新たなポイントの1つは欧米のドラマや映画をリアルタイムで大量に導入したことで、有料会員は真っ先に観賞できるようになった。インターネットのコンテンツに料金を支払う流れができる中で成長した92後世代は、精神的な満足を得たい、『リアルタイム感』を消費したいと考えるに違いない。こうした現象は海外でもみられるが中国ほど顕著ではない。92後世代が好む抽象的消費とは精神的な満足を得ようとすることにほかならない」と話す。

精神的な満足にアイデンティティを感じ、これを追求することが、汎92後世代の冨に対する考え方にも直接影響を与えている。中国に昔からあった、労働によって富を生み出し、生産によって資産を積み上げるという考え方が、90後の世代の間ではまったく違ってきている。これは確かに重大な変化だ。新世代の若者は冨を崇拝しはするが、工業化による冨をかつての人々のように仰ぎ見ることはしない。

今の若い人々はビル・ゲイツ氏やマーク・ザッカーバーグ氏などの新しいタイプの富豪を最も尊敬し、シェア自転車やシェアトレーニングといったインターネットが作り出した新しい文化・消費を好み、こうした新しい消費は価格は高いとは限らないがファッショナブルであることは確かで、彼らが好むこじんまりした境地やアーティスティックなデザインと親和性がある。その一方で、生産労働、生産の研究、生産のプロセスと関連性の高い従来型経済モデルはあまり好まれていない。(編集KS)

「人民網日本語版」2017年6月16日


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