中国が独自に設計・建造した総合地質調査船「海洋地質10号」が28日、広東省東莞中遠船務工程有限公司で無事進水を行った。これは中国の海洋地質総合調査能力が、世界トップレベルに達したことを意味する。科技日報が伝えた。
同船は中国が独自に設計・建造した海洋地質・地球物理・水文環境など多機能調査手段を一体化させた総合地質調査船で、その全長は75.8メートル、幅15.4メートル、深さ7.6メートル、構造喫水5.2メートル、排水量約3400トン、航続距離8000海里、定員58人となっている。同船は電力推進全回転舵取オール、2級動力測位など世界トップの航行・制御システムを搭載しており、全世界のすべての海域で海洋地質調査活動を展開できる。同船は中国が初めて独自に開発した引き上げ型海洋掘削・探査システムを搭載しており、設計の改善と技術革新により、掘削・探査能力を2倍強化することを可能にしている。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年6月29日
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