▽医療介護用ロボットの応用の可能性は大
医療介護用ロボットは日本のサービス型ロボット開発の重点の一つだ。トヨタが開発した「ヒューマンサポートロボット」は日本の一部の病院で試験的に利用が始まっている。高齢者や患者や障害者がドアを開ける、食事をする、水を飲むなど日常的な動作を行うのをサポートする。
富士ソフトが10年に発表した「パルロ」も高齢者の介護に役立つヒト型ロボットだ。人の声に反応するだけでなく、顔を識別・記憶することもでき、主体的に人と会話し、内部にはさまざまな娯楽応用ツールが搭載され、高齢者の孤独をなぐさめる。現在、日本の老人ホームや介護老人保健施設などでの導入件数が増加している。
理化学研究所と住友理工が共同開発した介護用ロボット「ロベア」は、かわいらしい熊の姿をしており、人がロボットに対して抱くよそよそしさを軽減してくれる。柔らかい動きで人を抱き上げたり、抱き下ろしたりし、立つ時や起きあがる時のサポートもする。
前出のペッパーも医療サービス分野での応用が始まっている。福田産業産業株式会社が開発したアプリケーションを利用すると、ペッパーが患者の要求を受けとれるようになる。
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