上海出入境検験検疫局はこのほど、日本より輸入された「北海道大雪山ゆきのみず」から基準値を超えたクロロホルムが検出されたため、すべて返品したことを明らかにした。中国経済網が伝えた。
中国の基準「食品安全国家標準パッケージ飲料水」ではクロロホルムの含有量の上限を1リットルあたり0.02ミリグラム以下としている。今回のように輸入飲料水から基準値を超えたクロロホルムが検出されたのは、上海の通関地ではここ数年で初めてのことだ。説明によると、塩素は国内外の多くの飲料水製造工場で使用される主な消毒剤で、塩素系消毒剤は飲料水の原水中の天然有機物と反応して消毒の副産物といえるクロロホルムを生じやすい。クロロホルムは麻痺作用があり、心臓や肝臓、腎臓に悪影響を与えるほか、人体に深刻な健康被害を及ぼす可能性がある。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年7月27日
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