中国のIT大手・騰訊(テンセント)のセキュリティ部門が発表した「2017年上半期インターネットセキュリティ報告書」によると、今年上半期にPCを対象とするウイルス攻撃は前年下半期比で30%増加し、マルウェアの数が年々増加している。携帯電話ユーザーの1億人以上がウイルスに感染したことがあり、QRコードが主なウイルス感染ルートになっている。北京晨報が伝えた。
同データによると、今年上半期の携帯電話ウイルスの種類別の割合では、迷惑行為が44.59%と最も高く、高額料金請求が44.44%で続いた。3位はプライバシー侵害で5.85%。詐欺は1.94%、悪意ある料金徴収は1.55%、遠隔制御は0.80%、システム破壊は0.74%、悪意ある伝播は0.08%。
QRコードは今年上半期、主な携帯電話ウイルス感染ルートになり、20.80%の割合を占めた。QRコードが各分野で徐々に普及しているため、多くのユーザーが気軽にスキャンする習慣を身に着けている。ウイルス製造者もQRコードへのウイルス攻撃を拡大している。ウイルスが植え込まれたQRコードをスキャンするだけで、ウイルスが自動的にダウンロードされる。軽い場合はウイルスにかかるだけだが、ひどい場合はプライバシー情報が漏洩し、財産上の損失が生じる。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年8月8日
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