中国科学院が5日に発表した情報によると、中国人科学者はH5N6型インフルエンザウイルスがH5N1型に代わり、流行する強毒株になる流れがあることを発見した。ウイルス遺伝子進化の研究により、H5N6型ウイルスの遺伝子の起源と進化のメカニズムを解明し、H5N6型ウイルスの発生と感染拡大においてアヒルの群れが重要な作用を発揮することを確認した。関連論文は最新の学術誌(電子版)に掲載された。科技日報が伝えた。
論文の筆頭著者、中国科学院インフルエンザ研究・予防センターの畢玉海氏は「H5N6型ウイルスはH5NyとH6N6の再集合体だ。内部の遺伝子はウイルスの流行・感染において、病原性の低いインフルエンザウイルスと再集合を続け、少なくとも34種の遺伝子型を形成し、4種の優秀な遺伝子型を自然に選出する。人間に感染するウイルスは、この4種の遺伝子型に属する。人間はウイルスを持つ家禽類や汚染物に直接触れることで感染し、人から人への感染はまだ生じていない。またH5N6型ウイルスはすでに豚、猫、野鳥から分離・発見されている」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年12月8日
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