大手スパートと比較すると、210グラム入り「黄飛紅」ビリ辛ピーナッツがスーパー・永輝超市の恒基センター店では10.9元で、怡食盒子の12.6元より1.7元安かった。不二家のポップキャンディ20本入りは、韓国系スーパー・楽天超市では14.2元で、怡食盒子より5.7元も安い。
24時間型コンビニと比較しても、「黄飛紅」は怡食盒子では12.6元、ampmとセブンイレブンでは14元で、1.4元の開きがある。
ここからわかるのは怡食盒子は賃料と人件費を大幅に抑えてはいるが、現在の商品価格では利用者にお得感を与えれらないことだ。同じ商品の価格をコンビニ業態の中で比較しても優位性はなく、大型・中型のスーパーと比べるとやや高い。
▽無人スーパーの商品はなぜ高いか
怡食盒子の関連責任者は、「無人コンビニは店の敷地面積が狭く、低コスト運営モデルを採用し、商品は統一的に発注し、人件費は少なく、コストは従来型コンビの5分の1で済む。たとえば20平方メートルの怡食盒子で手がける商品の数量は50平方メートルの従来型コンビニに相当するが、運営コストを比べると40%ほど低い。節約できた費用は主に人件費だ」と話す。
コンビニが最初に解決しなければならない問題は、買い物の効率と商品の需給との関係だ。全体としていえるのは、無人スーパーの商品の価格設定をみると無人だからといって安くなっているわけではなく、ユーザーの画像情報を踏まえて商品の価格体系が設定されている。コンビニの商品は単一店舗の賃料、初期コストを踏まえて定価の商品を投入するのではない。無人コンビニの実質的な恩恵は何かと言えば、技術的手段を通じてコンビニ消費をより便利で手軽なものにすることであり、データの収集と分類・分析を通じて、顧客が求める商品をより正確に絞り込んで投入する。店番のいない無人コンビニはさらに、顧客が純粋に自由自在な環境の中で誰にも邪魔されずに自由に好きな商品を選ぶことを可能にしており、このようなサービスのバージョンアップがあるからこそ新しい物事にはその存在価値があるといえる。単に価格の安さだけに価値があるのではない。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年8月15日
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