中国社会科学院の財経戦略研究院と財政税収研究センターが24日に発表した中国政府のバランスシートに関する研究成果によると、中国政府の純資産の規模は非常に大きく、総資産で総負債を完全にカバーすることができ、政府の債務リスクは全体としてコントロールが可能だが、同時に局所的なリスクに注意しこれを予防する必要があり、蓄積された債務リスクには警戒が必要だという。「経済日報」が伝えた。
説明によると、近代化された財政のガバナンスには対応する良好な政府の総合的財務報告システムが必要だ。報告には主に政府のバランスシートや収入・支出内訳表などの財務諸表と付注が含まれるべきで、これらをベースにして総合的分析などが行う。金融リスクへの対処という観点からも、財政ガバナンスの近代化推進という観点からも、中国は自国の特徴に合致した政府のバランスシートを作成しなければならないという。
2008年に国際金融危機が発生した後、同センターはただちに「中国政府バランスシート」プロジェクトの研究に着手し、14年に初めて研究成果を発表し、今回は3回目の発表になる。プロジェクトチームは政府バランスシートの枠組み体系を模索し設計しただけでなく、これを土台として政府バランスシートを試験的に作成し分析を行った。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年8月25日
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