財政部(財務省)は22日、上海市など10カ所の試行地域における自主発行・自主償還の地方政府債権の発行規模を発表した。国務院の批准を受けて、同債権の発行総額は1092億元とされた(1元は約16円)。うち上海市は126億元、浙江省は137億元、広東省は148億元、深セン市は42億元、江蘇省は174億元、山東省は137億元、北京市は105億元、青島市は25億元、江西省は143億元、寧夏回族自治区は55億元。
同部国庫司の関連部門の責任者によると、全国人民代表大会(全人代)での認可を受けて、2014年の地方政府の財政収支の差額4千億元は、地方政府債権を発行してこれを補填するとともに、省レベルの予算管理に組み込まれることになった。このたび上海をはじめ10地域で自主発行・自主償還する地方債は、この4千億元の地方債の発行規模に含まれるものとし、その他の地域は財政部(財務省)が代理発行・代理償還する地方債を発行するという。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年5月23日