米倉凉子が演じた元子は、ひねくれた性格で、とても地味な銀行員から華々しい銀座のクラブのママへと変身し、まさに華麗なる転身を実現する。しかし、主人公の人を励ます言動は多くの人に好まれ、目的を達成するために手段を選ばない彼女であるものの、男性に依存している女性は好まず、体を売るという「一線」を超えることは決してしない。原作と違い、米倉涼子版のドラマは、女性の独立、自立という意識を強調している。
最新版に出演する武井咲は93年生まれで、これまでで最も若い元子となる。米倉凉子版が男性主義の日本社会で奮闘する日本の女性を描いているというなら、武井咲版は、日本社会において不公平な待遇に立ち向かうごく普通の人を強調しているといえるだろう。例えば、元子の立場は正社員ではなく、いつ首切りにあうか分からない「派遣社員」になっており、父がギャンブルで作った借金を背負うという新たな設定が加わっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年9月5日
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