今後3年間、同仁堂は引き続きアフリカの他の国で末端施設(薬局や診療所などを含む)を設立する計画だ。またタイミングをみてアフリカに海外工場を建設し、現地の薬草資源を開発し、市場で売れる製品を製造する方針だ。
▽北京建工のタンザニア支社 島嶼での近代的空港ビル建設に助力
北京建工は現在、北京市所属の国有建築企業の中で最も大規模に海外事業を展開する企業だ。ザンジバル国際空港新ターミナルビル工事は、北京建工が海外市場で請け負った初の設計・調達・施工一体型の空港プロジェクトであり、総工費は1億2800万ドル(1ドルは約109.2円)に上る。プロジェクト責任者の程竜海さんは、「新空港ビルが完成すれば、20年の旅客処理能力はのべ160万人に達し、年間貨物処理能力は4422トンに達し、日に日に増大するザンジバル諸島の観光産業のニーズに応えることができるようになる」と話す。
また程さんは、「新空港ビルにはセキュリティチェックシステム、貨物仕分けシステム、エレベーターとエスカレーター、モニタリング設備、アクセスコントロールシステムなどの設備・システムが備わり、いずれも中国製品が採用される。新空港の施工期間中、弊社は現地化を踏まえた人員管理を行い、現地で大量の作業員を採用する。現在、このプロジェクトでは建物の屋根部分とガラスカーテンウォールの施工が完了しており、順調にいけば、19年上半期に完工して運営をスタートすることができる」と説明する。
北京市商務委員会がこのほど発表したデータをみると、13年から16年までの4年間に、北京企業が「一帯一路」の31の参加国・地域に累計約14億9600万ドルの直接投資を行い、投資額は年々増加していることがわかる。北京企業の積極的な海外進出の動きとともに、「一帯一路」参加国・地域も北京市場を高く評価し、次々に投資を行っている。データでは、16年の「一帯一路」参加国・地域から北京市場への実行ベース投資額は5億5千万ドルに上り、前年の2.3倍に増加した。また13~16年の4年間の累計は17億ドルに上り、北京市の実行ベース外資導入額に占める割合は3.9%に上った。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年9月5日
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