北京汽車工業集団総公司にとって初めての海外の完成車製造工場が南アフリカに建設され、350年に迫る歴史をもつ「中華老舗ブランド」の同仁堂はアフリカに多くの支店を開設し、北京建工集団有限責任公司はタンザニアのザンジバル諸島での空港近代化プロジェクトを請け負った、などなど。「一帯一路」(the Belt and Road)イニシアティブの下、ますます多くの北京の有名企業が海外進出を選択してアフリカに向かうようになり、現地の人々の生活に恩恵をもたらし、その実力で北京ブランドを力強くアピールしている。「北京日報」が伝えた。
▽北京汽車のアフリカ子会社 完成車をアフリカから世界へ
2016年、北京汽車は南アフリカに進出し、南アフリカ産業開発公社(IDC)との共同出資により北汽南アフリカ自動車製造有限公司を設立し、南アフリカ・ポートエリザベスのクーハ開発区に工場を建設した。これは北京汽車にとって初の海外における完成車製造工場であり、総投資額は約55億元(1元は約16.7円)に上り、南アフリカにとって過去40年間で最大の外資系企業による投資プロジェクトでもある。
北京汽車国際発展有限公司の李星星・執行副社長は、「計画によると、工場の第1期工事は2018年6月までとなる。完成すれば、完成車の製造能力は年間4万台から5万台に達し、製造がスタートすれば北京汽車のこの地域における産業基地になり、南アフリカとアフリカの他の主要市場をカバーできるようになる」と説明する。
▽同仁堂 南アフリカの人々に中国医薬品サービスを提供する
16年、同仁堂は南アフリカの中国医薬品店5店の買収に成功し、「北京同仁堂アフリカ有限公司」の合弁経営に乗り出した。現在、同公司の従業員は22人で、そのうち7割が現地採用だ。
同公司の責任者は、「現在、弊社の5店はヨハネスブルグ、プレトリア、ダーバンの3都市にあり、中国から評判の高い中国医学の医師を招聘して南アフリカで診療を行う計画を立てている。弊社はヨハネスブルグ大学環境衛生学科との間で中国医学鍼灸研修カリキュラムの設置をめぐる協力の意向で基本的に一致した」と述べる。
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