▽「すきま時間」の争奪をはかる究極の戦場
薛教授が自身のコラムで購読者に対し「朝ご飯を一緒に買いに行く経済学者」になりたいとしている。
「知識経済」ビジネスマンと呼ばれる羅振宇氏は、「現在、産業の境界線が消えつつあり、消費をバージョンアップしている産業がいずれもユーザーの時間を奪い合っている。ユーザーがそのすきま時間を勉学に充てることを選択するのは、価値あるリアルニーズだ」との見方を示した。
すきま時間を利用し、ユーザーの「一日で本を一冊読み終わる」といった小さな目標の実現をサポートする。これはまさに数多くの有料知識共有プラットフォームの運営モデルにほかならない。
トンボFMの鐘文明総裁は、「有料コンテンツはユーザーの負担を減らす」と述べている。大量で無駄な情報を取り除くため、有料コンテンツは逆にユーザーの時間を節約する形になり、ますますその人気が高まってきている。そのためユーザーの個人の時間を最大限利用し情報収集をサポートすることが製品デザインの目標となっている。
▽有料か無料か 将来的には問題ではなくなる
ユーザーが好む有料コンテンツは大きく分けて二種類あり、一つは優れたIP効果を備えた経験や知識のコンテンツ、そしてもう一つは著作権制限により費用を支払わざるを得ないコンテンツだ。
例えば、有名人の高暁松や羅永浩が開設した有料音声コラムやネット上のネットアイドルが開設したネットコラムのように、その人物に対してもともと大量のファンがついているため、そうしたファンたちは金を使うことをいとわない。
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